目次オリジナル・プリント基板の製作プリント基板作成の道具紫外線露光器装置説明


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以下に紫外線露光器の各部品について説明をします。




安定化電源

タイマー回路の電源であるDC+5Vと+12VをAC100Vから作り出す電源装置です。

スイッチング電源なので、大型のトランス使用していないので、実装スペースに悩むことがありません。





タイマー回路

露光の残り時間が分かるカウントダウンタイマーです。
初期にはNE555を使用したタイマー回路を使用していましたが、20分位の露光時間になると何時終わるのかが気になり、いらいらします。
両面プリント基板のパターンを使用しています。時間の設定はサムホイールスイッチで1分から99分まで設定することができます。






タイマー調整部およびスタートボタン

露光の残り時間は7セグメントのLEDでデジタル表示されます。 大きい数字で分を、小さな数字で秒を表示します。 表示は減算方式ですので、露光の残り時間が一目で分かります。
時間の設定にはサムホイールスイッチを使用しています。指でツマミを回せば、設定時間を変更することが出来ます。 設定は分のみが設定できます。
タイマーが停止しているときには設定時間がLEDに表示されます。
赤いボタンはスタートスイッチ(ノンロック)で一度押すとタイマーがカウントダウン動作を開始します。
タイマー動作中はサムホイールスイッチで設定時間を変更してもカウントダウン動作に影響はありません。 タイマーが停止した時点で設定が有効になります。
また、タイマー動作中はスタートボタンを押してもカウントダウン動作に影響はありません。





電源スイッチ


AC電源のスイッチです。
このスイッチをONにしないと蛍光灯は点きません。
でも、このスイッチをONにしただけでは蛍光灯は点きません。スタートボタンを押して初めて蛍光灯が点灯します。
このスイッチをOFFにすると、蛍光灯は消灯し、タイマー回路も初期状態になります。
ですから、途中でプリント板の露光を中止したい場合には、このスイッチをOFFにします。